あなたの会社は大丈夫?従業員の個人情報特定リスクマネジメント

みなさん、こんにちは。ダイオーミウラオンラインショップ運営担当です。4月に新入生・新入社員が入ってきて、そろそろ慣れてきた方が多いのではないでしょうか。昨今においては若い世代の人材の採用は貴重です。せっかく苦労して採用した人材がトラブルによって辞めてしまう…。それらを防ぐこともリスクマネジメントと言えるでしょう。便利な名札ですが、今回は注意点と活用術をご紹介させて頂きます。


目次

  1. 職場での名札活用術
  2. 名札のデザインと情報の工夫
    ダイオーミウラオンラインショップでのお取り扱い
  3. 問題視されるカスタマーハラスメント
  4. 名札を作り直す自治体が続出
  5. 結論

1.職場での名札活用術

新入社員や研修生が早く職場に馴染むためにも名札の着用は効果的です。名札を着用することで、先輩社員が新入社員の名前をすぐに覚えられ、コミュニケーションがスムーズになります。例えば、研修期間中に名札を使用することで、新入社員が安心して質問や相談をすることができます。また、研修の際に名札を使って自己紹介を行うことで、同期同士の仲も深まります。
部署ごとに色分けした名札を使うことで、部署内外のコミュニケーションが促進されます。例えば、営業部と営業事務部で異なる色の名札を用意することで、どの部署に所属しているかが一目で分かり、協力関係が築きやすくなります。

2.名札のデザインと情報の工夫

名札のデザインは、読みやすいフォントや適切な色の組み合わせが重要です。文字が小さすぎたり、背景色と文字色のコントラストが低いとバランスが崩れてしまうので、名札の形状やサイズも重要です。組織のカラーやロゴを取り入れたオリジナル名札を作成することで、統一感が生まれます。例えば、企業のロゴを名札にデザインすることで、ブランドイメージの強化にも繋がります。

当オンラインショップでは、3種類の名札をご用意しております。
デザインの自由度が高く、大量生産に適しており、コストも抑えられる印刷タイプ。耐久性が高く、高級感があり、長期間使用に適している彫刻タイプ。特別な質感と高級感を持ち、耐久性と美しさを兼ね備えたヘアライン彫刻タイプ

用途によって適した名札を作成できるようになっておりますので、是非ご覧ください。

 

3.問題視されるカスタマーハラスメント

「SNSで晒す」「名前は覚えたからな」これは実際にあったカスタマーハラスメントです。従業員の名札から個人を特定して不当な要求や脅迫を行い、名札の表記変更が相次ぎました。名札は従業員間のコミュニケーションツールとして有効であり、顧客に対して誠実さをアピールする事に役立ちますが、そういった取り組みが、却って従業員と顧客間のトラブルを呼び込むリスクを孕む時代となったようです。
「カスタマーハラスメント(カスハラ)」とは、 顧客が企業に対して理不尽なクレーム・言動をすること をいいます。 具体的には、事実無根の要求や法的な根拠のない要求、暴力的・侮辱的な方法による要求などがカスハラに当たります。厚生労働省は今年6月にカスタマーハラスメントに対する定義を示しました。昨今、各企業ではカスタマーハラスメントに対する、個別のガイドラインを策定し、顧客からの不当な要求に対する対応を整備する動きが進んでいます。

4.名札を作り直す自治体が続出

現代のインターネッット社会において、職員、従業員の業務に瑕疵がなかったとしても、多くのインターネット利用者に職員の映像等を公開されてしまう事で社会的信用リスクからは免れなくなってしまっています。
昨今では職員、従業員のプライバシーと安全を守るために名札表記の見直しが進んでいます。
佐賀市では、2021年9月から窓口業務を担う部署で名札表記を名字のみに変更する試行を開始しました。これは、職員がSNSで氏名を検索され、「○○に行っていたよね」と声を掛けられたり、SNSからメッセージを受け取ったりする事案が確認されたためです。今年4月からは、この対象が全職員に拡大されました。人事課は「名前だけで個人情報が特定される時代。職員の生活を守る必要がある」と説明しています。
千葉県いすみ市も、2023年9月から全職員の名札表記を名字のみに変更しました。特に被害は報告されていないものの、「不安を感じる職員がいるので、事前に対処することにした」と総務課は述べています。さらに、岡山市は10月から名字のみの表記にし、顔写真を廃止しました。これは窓口で職員が来庁者に名札を撮影され、「顔と名前をSNSにさらす」と言われた事案があったためです。これにより、職員がトラブルに巻き込まれるリスクを減らすことが目的です。
また、愛知県あま市は、市民からの不当な要求に対処するために、6月から全課にボイスレコーダーを配備しました。市民からのクレームや職員の対応に対する過度な要求に対処するための措置です。
ある自治体関係者は「SNSの普及などで時代が大きく変わっている。職員の安全を守り、安心して仕事ができる環境を整える必要がある」と述べています。
私たちもこのような取り組みを参考にし、名札のデザインと表記を見直すことで、より安全でプライバシーに配慮した環境を提供することが重要です。

今回紹介した自治体の取り組みを参考に、安全性を考慮した新たな名札を作り変えるのはいかがでしょうか。

5.結論

昔から普遍的に使われてきた名札ですが、私たちが思っている以上に、人物と名前の一致はコミュニケーションにとって大事なことであり、その補助をしてくれる「名札」はこれからも重宝されていくことでしょう。しかしながら、インターネットの普及により、これらを不当な脅迫等に利用しようする動きが顕著となってきました。職員、従業員の安全を守り、安心して仕事ができる環境を整える必要があります。これを機に、ネガティヴに捉えることなく、組織カラーやロゴを取り入れて、新たなイメージ作りとして名札を作り直すきっかけになれたら幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも、ダイオーミウラオンラインショップをよろしくお願いいたします。